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2018-01-28

ミルフォードトラックを歩く

2018/1/7~16、10日間の緑々の冬休みにニュージーランドへ。

長年あこがれだったミルフォードトラックを歩き、
大自然の空気をたーーっぷり吸ってきました!

出発まで、どたばたとトレッキングの準備に追われ、
ニュージーランドがいったいどんな国か調べぬまま訪れることに。

旅の途中のガイドさんのお話によると、自然保護に徹底的に力を入れ、
政治はクリーン、ニュージーランド人は概ねのんびりしていて、
助け合い精神に溢れ、社会的弱者の立場を尊重する社会とか。
百聞は一見に如かず。
確かに、たった10日いただけですが、
日本とは何かが違う…とても心地よい空気が流れていました。

日本に戻ってすぐ1/19、「ニュージーランドの
37歳のアーダーン首相が妊娠を公表し、産休取得」
というニュースも飛び込んできて。。。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180119/k10011294381000.html

明らかに日本とは違うお国柄。
思いもよらず訪れた国から、今暮らすこの国について考える旅に。
ミルフォードトラックを歩けるのは一日50名限定。
世界中から集まったトレッカーたちと寝食を共にして、
全長33.5マイル(53.5キロ)を3泊4日で歩くという
ガイド付きコースでした。

歩き始め初日は、ほんの1.5キロの道のりでロッジに到着。

本格的に歩き始めるのは2日目から。
ゆるやーかな登り道を16キロ。

ツアーガイドの昌子さんは、この旅中、出会った誰よりも
明るくパワフル。
ニュージーランド在住も長く、なんと220回も
ミルフォードトラックを歩いたという強者。

関東、北陸、東北、関西から集まった旅仲間の
みなさんも山歩きのベテランばかり。
情報交換ができるのも旅の醍醐味。

年中、雨の多いこの地域は苔やシダにおおわれ、
どこを見ても緑緑緑・・・

  

自然の生み出す造形をたっぷり味わえます。
世界一美しい散歩道(実際は散歩道ではなく、ちゃんとした登山道)
と称されるだけあって庭園の中を歩いているような美しさ。

鳥たちは、天敵がいないせいか、すぐ間近まで現れてくれる。

   
ロッジでは洗濯もでき、乾燥室もあるので、着替えは最小限でよい。
とはいえ、まあまあの重さ。

山の中のロッジとは思えない、豪華なディナー付き。
毎晩こんな感じ。ビールもワインもあり。

携帯もつながらず、テレビもなにもないので、ゆっくりすごせる。

3日目は長い長いアップダウンのある道を15キロ歩く。
ハイライトのマッキノン峠は、残念ながらあいにくの天気。


雨は降らなかったが、風も強く、霧で視界悪し。
峠越え後の下りで脚の調子を悪くした相方には
ちょっとハードな日となってしまった。
頑張ってくれてありがたし。

自分は、といえば…
疲れで体が重くなるどころか、歩けば歩くほど
身にまとっていたストレスを手放し、どんどん身軽になっていく 笑
山はいい、山の中で暮らしたい、と始終叫んでおりました。

小さくてかわいい花々があちこちに咲き乱れ、
疲れも吹き飛ぶ。

珍しいサウスアイランド・エーデルワイス

シダの新芽(コル)は「始まり」の意味を持ち、縁起が良いとされる。

4日目は晴れ。ラスト21キロ。

あちこちで見られる滝。
 

大地も山も岩でできているらしく、
雪も雨も沁み込むことがなく、流れ出し、
滝となるらしい。

滝に飛び込む人々。水温はかなり低め。

ついに終点、サンドフライポイントに到着!!

50人を率いてくれた4人のガイドさん。

5日目は、ミルフォードサウンドクルーズへ。
船上でフィヨルド見学。
ダイナミックな滝、鑑賞。
 

アザラシ?オットセイ?たくさん目撃!

その後、ミルフォードトラックから離れ、旅のもう一つの見どころ、
アオラキマウントクックへ。

往復3時間のネイチャーガイド付のハイキング。

国立公園内で暮らす人々は、固有種の保護のため、ペット禁止、
家庭菜園禁止だとか。自然保護、徹底しています。

快晴!
氷河におおわれた山と氷河湖。

ありえない緑色のテカポ湖。

あちこち見られる羊・牛・鹿(食用って)の放牧風景。車窓より。

夜9時でこの明るさ!

ニュージーランドワインも美味しくいただきましたが、
クラフトビールもお気に入り。行く先々でオーダー。
夏ですから。。。

ニュージーランド航空の飛行機のデザインは、
シダと新芽(コル)。カッコいい!

加水分解した登山靴。
なんとか歩き通せましたが、危ないところでした

旅のお供に持って行った2冊、『僕たちはこの国をこんなふうに
愛することに決めた』『アイヌの昔話 ひとつぶのサッチポロ』
気分とマッチして大正解。

緑を浴びた日々。

叶うならばまたいつか歩きに行きたいもの。

せっかく吹き飛ばしたストレス、ためないよーにしなくては。

 

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